10月25日 第3回SF読書会を開催しました

10月25日 第3回SF読書会を開催しました。

ゲストの斉田季実治さんはじめ、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

参加者:10名(女性4名、男性6名)

「起こりえないことじゃないと思って参加した」と自己紹介してくれたのは、2018年9月に北海道で起きたブラックアウト(大規模停電)を経験した女性でした。この時のブラックアウトは最大震度7の地震が原因でしたが、今回の作品「赤いオーロラの街で」では太陽の活動の影響で全世界規模で長期間、停電になった世界が描かれています。遠い未来のSF小説ではなく、まさに身に降りかかる可能性のある話です。

その上、ゲストの斉田さんから「文明進化型の災害」と紹介があったように、電気や通信、GPSに依存しているほど影響が大きくなります。作品の中に出てくる様々な影響やその対応策について「こんな影響も出てしまうのか…」「思いもしなかった」と作者の想像力や知識に感嘆しつつ、皆さん自分の身に引きつけて読み進めていました。様々なバックグラウンドの方が集まっていたので、それぞれの視点からの懸念や感想、指摘は幅広く、興味深いものでした。

斉田さんからは、太陽の活動が引き起こす災害の仕組みや、実際の影響、現状でどのような対策が取られているかなどを、スライドを使って詳しく解説していただきました。「国がもっと対策をとる必要があるのでは」という意見も出る一方、個々人でどう備えるかにも関心が集まりました。作品の中でも活躍した無線や発電機などが役立つものとして挙がり、「キャンプができるといい」「助け合いが必要」「デジタルが使えなくなった時のことも考えて生活しないと」「食べ物やトイレに困りそう」などなど…考えさせられることが尽きない会でした。

読書会後の交流会では、高知県の大野敏光さんがフィンランドのサーリセルカで撮影された美しいオーロラの映像(写真にも写っています)を投影して、太陽の活動の恩恵の部分も味わいました。